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美術の窓 2013.7号


人間の内側にあるものを描く




石田克は人間を描く。特に大作には無数の人間が描かれる。一人ひとりが
実に細かく描写されていることが、画面に近づくとよく分かる。皮膚を1枚
めくれば、一人の人間の内側には複数の人間が存在すると画家は言う。それ
は自分自身だけではなく、親や子などの家族、友人、師弟。生きてきた中で
強く影響を受けた人々あってこそ、それらの集合体が人間なのである。法律
を学び、ビジネスをし、様々な人間と深い付き合いをしてきた画家ならでは
のイメージである。それは魂の表現といってよい。生命や感情をダイレクト
に訴えかけてくる。そうやって成り立っている作品はどこかエキゾチックで
あり、日本的である。日本人が古くから持つ歴史観や文化を実に大切にし、
それを作品に生かしながら強いメッセージを発信してくる。日本の伝統に回
帰しながら現代的なイメージを描いているところが石田作品のおもしろさで
ある。


画家は自分の手で支持体である紙を作り、筆を調整し、絵具も作る。自分
のイメージを表現するために、素材にもとことんこだわる。良質の三
みつ椏またを手に入れるためにネパールにも住まいを確保し、そこで紙を漉
すいている。



近年は海外での評価も高まり、今年は今展を皮切りにル・サロンやKIAF・フ
ィレンツェビエンナーレなど海外16ヶ所のアートフェアや美術賞展に出品、
個展やグループ展を開催する予定である。石田の強い情熱によって生み出さ
れる作品群は、これからもますます国内外の多くのアートファンを魅了して
いくに違いない。 (磯部 靖)(美術の窓)

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2013.07.01(Mon) - プレス





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